2013年 10月 14日
修験道の山 唐倉山で熊に出会う
|
南会津にある修験道の山でもあったという唐倉山(からくらやま)1175.8mに挑戦。
看板やトイレもしっかりと整備されています。 看板のように左肩へ廻り込み、スラブの上を通過、右手の頂上へ向かいます。 下りは、右手の尾根を一気に降りてくるコースです。
写真をクリックすると、グーグルマップで近辺のルートを詳しくご覧いただけます。
田島町から国道289号、駒止トンネンルを抜けて、南郷から回り込む形になります。 自宅から、車で90分です。
スラブのマークが一杯ついています。 下りも、かなりきつそうです。
私のGPSによる、実際に歩いたルートです。 なかなかの山です。
作業道を10分も歩くと、会津の山らしく、だんだんきつい登りになってきます。 岩山なので、登山道の幅も20~30センチくらい。 尾根に向って、一気に登っていきます。
スラブの下のわずかな幅の登山道。 スラブを避けるように回り込むと、木の枝やトラロープにつかまりながら、岩場の取り付きまで一気に登り詰めます。
スラブの上の岩場で一息です。 燧岳など、展望がききます。
痩せ尾根を登っていくと、御神体の御柱岩。 まるで人造のように見える、見事な柱状岩です。
さらに痩せ尾根をよじ登っていきます。 50センチもない痩せ尾根なので、一歩、一歩、慎重に登っていきます。
まさにスラブの上の岩渡り。 雪の凄さに感じ入ってしまいます。 でも、確実に一歩、一歩確保していけば、そうそう恐いルートでもありません。
初心者への警告板。 この看板を撮ろうと思ったら、ガサコソという音、そしてウヲーッという唸り声。 はっと下を見ると、2m下の岩場に親子熊。 なんとすれ違いです。 思わず、クマーと騒ぎながら、慌てて前方に逃げだしました。 土湯峠の国道を熊が目の前を横切っていったのを見たことはありますが、まさか2m下の熊を見たのは初めてです。 少し前、鳥がやたら騒いでいるような音がしていたのですが、子熊の鳴き声だったとは。 ほんとに、恐かったあ!
なんか、疲れも吹き飛んでしまいました。 とはいえ、まだまだ緊張の岩場が続きます。 「飛びつき岩」の迂回路も、垂直に降りて、やっとあるような登山道を進みます。
頂上側から見た「飛びつき岩」。 よく見ると岩の先に突起があるので、私は岩にしがみつきながら、乗り越えました。
またまたスラブの上の岩場です。 頼りないロープです。 なんといっても、自分の足で確実に進むことに尽きますね。
4畳半もない位の頂上(1275.8m)です。 でも、誰もいないので、1人で占領。 聞こえてくるのは、爽やかな風と木々のそよぐ音。 時々、国道を突っ走るオートバイの音も聞こえてきますが。
ちょっと木々が育ってきてしまっていますが、とても展望のいい山です。 福島県で一番高い、燧ヶ岳も望めます。
トラロープや木の枝に掴まりながらの下りです。 まさに地図のとおり、痩せ尾根をひたすら下っていきます。
岩の間からしっかりと根付いている「石割り桜」。 自然の逞しさを感じるとともに、咲いている姿も見てみたいものです。
きつい下りも一段落すると、痩せ尾根ではありますが、ブナに囲まれての気持ちのよい下りになります。 よく見ると、周りは杉が植林されていますが、この登山道の周りは、ブナの木々そのままになっています。 もう駐車場まで、あと一息です。
これは、今朝、駒止バイパス(国道289)側から見た唐倉山です。 登山口側とは違った魅力を感じさせられる山です。
帰りは、古町温泉で一浴び。 町の三セク経営の日帰り温泉です。 鉄分で真っ赤か。
20秒に一回くらい、爆発的にお湯が湧き出てきます。 見ていると、面白くて。 少し熱めのお湯です。
内風呂とはつながっていませんが、露天風呂もあります。 手前が温めなので、ここでのんびりとしました。 ちょっと恐い岩場を持った山ですが、とても変化があって楽しい山です。 確実に足場をとっていけば、そうむずかしいこともないでしょう。 しかし、親子熊との遭遇、すれ違いは、さすがに恐かった!
コースタイム 登山口(9:07) ⇒ 岩場取り付け(9:45 9:55) ⇒ 頂上(10:47 11:47) ⇒ 登山口(12:40)
[A記]
新雪の博士山に登る きつい足慣らし、御前ケ岳に登る
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
看板やトイレもしっかりと整備されています。 看板のように左肩へ廻り込み、スラブの上を通過、右手の頂上へ向かいます。 下りは、右手の尾根を一気に降りてくるコースです。
写真をクリックすると、グーグルマップで近辺のルートを詳しくご覧いただけます。
田島町から国道289号、駒止トンネンルを抜けて、南郷から回り込む形になります。 自宅から、車で90分です。
スラブのマークが一杯ついています。 下りも、かなりきつそうです。
私のGPSによる、実際に歩いたルートです。 なかなかの山です。
作業道を10分も歩くと、会津の山らしく、だんだんきつい登りになってきます。 岩山なので、登山道の幅も20~30センチくらい。 尾根に向って、一気に登っていきます。
スラブの下のわずかな幅の登山道。 スラブを避けるように回り込むと、木の枝やトラロープにつかまりながら、岩場の取り付きまで一気に登り詰めます。
スラブの上の岩場で一息です。 燧岳など、展望がききます。
痩せ尾根を登っていくと、御神体の御柱岩。 まるで人造のように見える、見事な柱状岩です。
さらに痩せ尾根をよじ登っていきます。 50センチもない痩せ尾根なので、一歩、一歩、慎重に登っていきます。
まさにスラブの上の岩渡り。 雪の凄さに感じ入ってしまいます。 でも、確実に一歩、一歩確保していけば、そうそう恐いルートでもありません。
初心者への警告板。 この看板を撮ろうと思ったら、ガサコソという音、そしてウヲーッという唸り声。 はっと下を見ると、2m下の岩場に親子熊。 なんとすれ違いです。 思わず、クマーと騒ぎながら、慌てて前方に逃げだしました。 土湯峠の国道を熊が目の前を横切っていったのを見たことはありますが、まさか2m下の熊を見たのは初めてです。 少し前、鳥がやたら騒いでいるような音がしていたのですが、子熊の鳴き声だったとは。 ほんとに、恐かったあ!
なんか、疲れも吹き飛んでしまいました。 とはいえ、まだまだ緊張の岩場が続きます。 「飛びつき岩」の迂回路も、垂直に降りて、やっとあるような登山道を進みます。
頂上側から見た「飛びつき岩」。 よく見ると岩の先に突起があるので、私は岩にしがみつきながら、乗り越えました。
またまたスラブの上の岩場です。 頼りないロープです。 なんといっても、自分の足で確実に進むことに尽きますね。
4畳半もない位の頂上(1275.8m)です。 でも、誰もいないので、1人で占領。 聞こえてくるのは、爽やかな風と木々のそよぐ音。 時々、国道を突っ走るオートバイの音も聞こえてきますが。
ちょっと木々が育ってきてしまっていますが、とても展望のいい山です。 福島県で一番高い、燧ヶ岳も望めます。
トラロープや木の枝に掴まりながらの下りです。 まさに地図のとおり、痩せ尾根をひたすら下っていきます。
岩の間からしっかりと根付いている「石割り桜」。 自然の逞しさを感じるとともに、咲いている姿も見てみたいものです。
きつい下りも一段落すると、痩せ尾根ではありますが、ブナに囲まれての気持ちのよい下りになります。 よく見ると、周りは杉が植林されていますが、この登山道の周りは、ブナの木々そのままになっています。 もう駐車場まで、あと一息です。
これは、今朝、駒止バイパス(国道289)側から見た唐倉山です。 登山口側とは違った魅力を感じさせられる山です。
帰りは、古町温泉で一浴び。 町の三セク経営の日帰り温泉です。 鉄分で真っ赤か。
20秒に一回くらい、爆発的にお湯が湧き出てきます。 見ていると、面白くて。 少し熱めのお湯です。
内風呂とはつながっていませんが、露天風呂もあります。 手前が温めなので、ここでのんびりとしました。 ちょっと恐い岩場を持った山ですが、とても変化があって楽しい山です。 確実に足場をとっていけば、そうむずかしいこともないでしょう。 しかし、親子熊との遭遇、すれ違いは、さすがに恐かった!
コースタイム 登山口(9:07) ⇒ 岩場取り付け(9:45 9:55) ⇒ 頂上(10:47 11:47) ⇒ 登山口(12:40)
[A記]
新雪の博士山に登る きつい足慣らし、御前ケ岳に登る
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
by aizu-shirokiya
| 2013-10-14 20:17
| 山歩き
|
Comments(2)