2015年 09月 22日
紅葉の始まった箕輪山に登る
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9月21日、晴れマークを見て箕輪山(みのわさん 1728m)へ向いました。 安達太良山系は紅葉が美しいので、期待して行ったら、しっかりと紅葉が始まっていました。
箕輪山は安達太良山系のなかでは最高峰。 山の下を土湯トンネルが抜けています。
横向下登山口から登り始めます。 脇は箕輪スキー場。 木々の陰からは、索道が見えます。 最初の作業道までは急斜面で、上部は傾斜が緩いのは、スキーで経験済み。 リフト終点までは、予想通りです。
約1時間ののぼりで、リフトの終点です。 ゲレンデを避けるかのように、登山道はこの機械室を越えていきます。
ところが、すごい悪路です。 今日は土が湿っていることもあり、やたらと滑ります。 1歩1歩、確実に確保していく必要があります。
正面の中吾妻山(1930.6m)に隠れるかのように、先週登った東大巓(1927.9m)が薄っすらと望めます。
左後方には、西大巓(1981.8m)、西吾妻山(2035m)、右手の大きな山は東吾妻山(1974.7m)。 そしてシラビソの木々は、強風のために旗ざお状になっています。
これは、2012年3月の写真。 よくもまあ、耐え忍んでいるシラビソの木々です。
もちろん正面には磐梯山(1816m)。 猪苗代湖、会津若松は雲海の中に沈んでいます。
紅葉の額縁には、高山(1804.8m)、吾妻小富士(1707m)がしっかりと望めます。
山頂に近づくに連れて、紅葉も進んでいきます。 悪路でもある上に、紅葉や後方の素晴らしい景色に、ついつい時間がとられてしまいます。
登ってきた道を振り返ります。 悪路との戦いに夢中で登ってきましたが、こうして振り返るとまた美しい。
安達太良山系最高峰の箕輪山山頂(1728m)です。 登山路は赤土でしたが、山頂はガレ場です。 それにしても青空が美しい。 これが智恵子のいう「ほんとうの空」でしょう。
三等三角点(1718.4m)は、ガレ場から100m位離れた所にあります。 頂上で会った人は三角点が見つけられなかったというし、すごい藪なので途中で引き返すことにしました。
これは、2011年6月に登ったときの写真です。 これでは、9月の今では見つからないのもしょうがないですね。
頂上から鉄山(1709.3m)を眺めます。 その左後方には安達太良山(1699.6m)、右手には船明神山。 前回は鉄山から登りましたが、これもいいコースです。
土湯峠に向って下り始めます。 正面には、秋元湖、桧原湖が天空に浮かんでいます。
鬼面山に向かう下りも、眺めの良いルートです。 福島市がよく望めます。 信夫山は、象徴的ですね。
こちらの登山路も悪路です。 何回滑って尻餅をついたことか。
鬼面山に向って、一気に下っていきます。 右手の尾根をくだり、鬼面山は左のガレ場を登ります。
鬼面山への縦走です。 ただ木々は私の背丈より少し高く、それほど展望はよくありません。 でも、紅葉が楽しませてくれます。
鬼面山のガレ場の登り口で昼食です。 箕輪山からここまで、腰掛けて休めるような場所はありませんでした。 こうして眺めると、箕輪山の尾根伝いに下ってきたのがよく解ります。
鬼面山(きめんざん 1481.6m)頂上です。 いい場所なのでしょう、5組ほどのパーティが昼食をとっていました。
鬼面山の下りは登山路もしっかりしています。 ただ所々、崖付近にトラロープが張ってあります。 この写真は2012年4月に福島市側から写しましたが、会津側とはうって変わって、非常に厳しい表情をみせています。 鬼面山の登山路も、しっかりと崖の表示がでています。
旧土湯峠です。 福島市と会津を結んでいます。 高圧線も峠越えです。 ここから、横向上登山口に向います。
旧土湯峠から横向上登山口までは、送電線の作業路となります。 しっかりとしてはいるのですが、少々歩きづらい。
下山後は、もちろん横向温泉でひと浴びです。 マウント磐梯ホテル、入浴料650円です。 午後からは天気が曇ってきてしまいましたが、360度の展望を楽しめた山行でした。
実際のGPS図です。
横向下登山口8:03 ⇒ リフト上9:00⇒ 箕輪山頂上10:35 11:05 ⇒鬼面山コル12:10 12:40 ⇒鬼面山頂上12:54 ⇒土湯峠13:20 ⇒横向上登山口13:50 ⇒横向下登山口14:05
[A記]
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by aizu-shirokiya
| 2015-09-22 17:03
| 山歩き
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Comments(2)
Commented
by
dajaro
at 2015-09-24 12:58
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青空と雲と紅葉と・・・素晴らしい眺めですね!
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by
aizu-shirokiya at 2015-09-25 07:24
福島県には、いい山がたくさんありますね。
それも、静かな山が多いのがいいですね。
それも、静かな山が多いのがいいですね。