冬の飯坂温泉 一柳閣
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今日は、わずか11室の一柳閣です。 飯坂温泉でも赤川沿いです。
今日はものすごい風です。
翌朝、「(手前の) ちょうちんが強風でどっかに飛んでいってしまった」と、女将が嘆いていました。
部屋の広さが6畳というので、少々危惧していたのですが、なかなかこぎれいなこじんまりした部屋でした。
女将も仲居さんも、気持ちのよい方です。
飯坂の温泉は、どこの源泉もきれいな熱いお湯です。
また古くはなっていますが、なかなか立派なお風呂です。
この一柳閣さんも、源泉をお持ちのようです。 とても熱い温泉の懸け流しです。
でも若い人は露天風呂志向とか。 ホントは、なんといっても温泉そのものが大切だと思うのですが。
「田舎料理」と称する夕食は食べきれないほどです。 これに熱々の茶碗蒸しがつきます。
実は、食べすぎで、夜は七転八倒でした。
塗物屋がいまさら言うのも恥ずかしいのですが、このお膳というのはとても便利なものですね。
部屋食の場合、まず運ぶのに、重ねて運べます。
このままお膳になりますので、配膳の必要もありません。(脇にはちゃんと座卓があります)
ところで、このお膳は、金虫喰塗で会津物です。
この店で持っていた物ばかりでなく、廃業した旅館からも貰ったそうです。
足が折れると捨てちゃうとか。 でも実は正解です。
足の修理は特殊で、職人もいなくなり、かなりむずかしいのです。
私には、十分な朝食です。 ラジウム玉子がちゃんとついています。
このラジウム玉子は、いわゆる温泉玉子で半熟ですが、熱いご飯にかけて食べるとなかなか美味です。
これで、平日一人泊で1泊2食、「なんと驚きの」 7,500円です。
でも部屋から眺められるのは、隣のプラザホテル吾妻の建物と、宴会場、風呂の屋根ばかり。
木々のあたりが赤川でしょう。
でも、リーズナブルな値段、源泉の気持ちよい風呂、食べきれない「田舎料理」でカバーしているともいえます。
飯坂温泉郊外から眺めた吾妻連峰。 真っ白な吾妻小富士が印象的です。
ここ飯坂温泉も、会津から車でわずか80分で来れる、同じ福島県の古く伝統ある温泉場です。
昭泉閣 赤川屋 なかむらや ほりえや 伊勢屋
[A記]
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