2013年 06月 19日
県境の目指山を目指す
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竜ケ岳と一緒に登ろうとして計画倒れになっていた「目指岳」(めざしだけ)650mに行ってきました。
先週、西会津ICの脇から写した写真です。 目の前の竜ケ岳の左肩に、ちょこっと顔をだしていました。
九才坂峠(570m)から、地図には登山路がないのですが、新潟県との県境を登っていきます。 距離は往復で5.6km 標高差360mです。 頂上で1時間強休んでしまいましたが、約4時間の行程です。
地図をクリックするとグーグルマップで周辺を詳しくご覧いただけます。
九才坂峠は、新潟県の土井と結んでいた生活道路だったそうです。 車社会でない時代には、新潟ではなく、この峠を越して、野沢(西会津町)に生活物資の買物に来ていたそうです。 ところで、今日は25度、風もなく、やたら暑い日です。 汗びっしょりです。
尾根までは、かなり汗をかかされます。 でも、尾根にでると、目の前に目指岳の姿。 左方に、ぐるっと迂回する形になります。
反対側には、弘法岩。 左下に、ちょっとした家のように見えます。
尾根道は、いたって平坦。 少し登っているかなという感じです。 尾根の取り付き(500m)と九才坂峠の差がわずか 70mですから。 生活道路だったというのも、合点がいきます。
70分ほどで、九才坂峠です。 BSアンテナが、表示板でした。 ここで、V字形に戻るようにして、県境に沿って登っていきます。
藪の中に踏み跡はしっかりついていますが、しかし道を間違えないように、五感を研ぎ澄ませる必要性は、いかにも会津の山といった感じです。 木々に掴まりながら急坂を一旦くだります。 そして、再び、木々にしがみつきながらの急登です。
頂上に11時30分着。 約100分、九才坂峠から30分の行程です。 東側の目の前には竜ケ岳(532m)、その後には鳥屋山(581m)。 町は野沢(西会津町)です。 頂上もかなり狭い。 3組7人のパーティで、頂上はもう一杯という感じです。
東南には、飯谷山(783m)が見えます。 山の名前がわかってくると、これも楽しいですね。 今日は曇で、飯豊山などの高い山は姿を見せません。
木々に掴まりながら急坂を下っていると、目の前に高野槙(こうやまき)。 この木の北限だそうです。 ちょっと松葉に似てはいるのですが。
急坂をくだると、ちょっと自然豊かな平坦な道になります。 でも油断すると、パートナーを見失いそうです。
そしてまた急登。 振り返ると、目指岳。 右手の肩を登りました。 上の方に見える木が高野槙で、その脇を登ったわけです。
尾根道にでて、目指岳をもう一度眺めます。 左手の急坂をくだり、やや平坦なあと、頂上まで急登というのが、よく解ります。 新潟県との境は、30センチ程度のやせ尾根というわけです。
花はオトメユリ(ヒメサユリ)が名残惜しそうに咲いていましたが、やや端境期。 でも足元を見ると、ギンリョウソウが、結構、顔を出していました。
木々を見ると、モリアオガエルの卵たち。 もちろん足元の水溜りには、おたまじゃくしが泳いでいました。 やや暑さとの戦いでもありましたが、静かな県境を踏破した、楽しい山行でした。
[A記]
気になる山、飯谷山に登る 竜ケ岳をよじ登る 鳥屋山に登る
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先週、西会津ICの脇から写した写真です。 目の前の竜ケ岳の左肩に、ちょこっと顔をだしていました。
九才坂峠(570m)から、地図には登山路がないのですが、新潟県との県境を登っていきます。 距離は往復で5.6km 標高差360mです。 頂上で1時間強休んでしまいましたが、約4時間の行程です。
地図をクリックするとグーグルマップで周辺を詳しくご覧いただけます。
九才坂峠は、新潟県の土井と結んでいた生活道路だったそうです。 車社会でない時代には、新潟ではなく、この峠を越して、野沢(西会津町)に生活物資の買物に来ていたそうです。 ところで、今日は25度、風もなく、やたら暑い日です。 汗びっしょりです。
尾根までは、かなり汗をかかされます。 でも、尾根にでると、目の前に目指岳の姿。 左方に、ぐるっと迂回する形になります。
反対側には、弘法岩。 左下に、ちょっとした家のように見えます。
尾根道は、いたって平坦。 少し登っているかなという感じです。 尾根の取り付き(500m)と九才坂峠の差がわずか 70mですから。 生活道路だったというのも、合点がいきます。
70分ほどで、九才坂峠です。 BSアンテナが、表示板でした。 ここで、V字形に戻るようにして、県境に沿って登っていきます。
藪の中に踏み跡はしっかりついていますが、しかし道を間違えないように、五感を研ぎ澄ませる必要性は、いかにも会津の山といった感じです。 木々に掴まりながら急坂を一旦くだります。 そして、再び、木々にしがみつきながらの急登です。
頂上に11時30分着。 約100分、九才坂峠から30分の行程です。 東側の目の前には竜ケ岳(532m)、その後には鳥屋山(581m)。 町は野沢(西会津町)です。 頂上もかなり狭い。 3組7人のパーティで、頂上はもう一杯という感じです。
東南には、飯谷山(783m)が見えます。 山の名前がわかってくると、これも楽しいですね。 今日は曇で、飯豊山などの高い山は姿を見せません。
木々に掴まりながら急坂を下っていると、目の前に高野槙(こうやまき)。 この木の北限だそうです。 ちょっと松葉に似てはいるのですが。
急坂をくだると、ちょっと自然豊かな平坦な道になります。 でも油断すると、パートナーを見失いそうです。
そしてまた急登。 振り返ると、目指岳。 右手の肩を登りました。 上の方に見える木が高野槙で、その脇を登ったわけです。
尾根道にでて、目指岳をもう一度眺めます。 左手の急坂をくだり、やや平坦なあと、頂上まで急登というのが、よく解ります。 新潟県との境は、30センチ程度のやせ尾根というわけです。
花はオトメユリ(ヒメサユリ)が名残惜しそうに咲いていましたが、やや端境期。 でも足元を見ると、ギンリョウソウが、結構、顔を出していました。
木々を見ると、モリアオガエルの卵たち。 もちろん足元の水溜りには、おたまじゃくしが泳いでいました。 やや暑さとの戦いでもありましたが、静かな県境を踏破した、楽しい山行でした。
[A記]
気になる山、飯谷山に登る 竜ケ岳をよじ登る 鳥屋山に登る
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by aizu-shirokiya
| 2013-06-19 19:18
| 山歩き
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