飯坂温泉入舟に泊まる
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10室という、こじんまりとした宿です。 そして、1泊2食6,306円(平日、一人泊)と、とてもリーズナブルな宿です。 私の泊まった部屋は、左手の離れで、ちょうど見えている部屋です。
8畳の和室です。 土壁が剥がれていたりして設備の劣化は見られますが、お値段も考えれば、今の時代、しょうがないところでしょう。
お風呂は飯坂温泉特有のとても熱いお湯です。 熱くて、なかなか入れません。 でも、芭蕉も寄ったという、さすがの名湯です。
中央に渡した竹筒は、お湯を捨てる工夫です。 ほとんどのお湯を捨てている状態ですが、それでも熱いこと、熱いこと。
夕食もしっかりとしたものです。 ほとんどのお客が、ご飯までたどりつけないそうです。
朝食も十分なもの。 名物ラヂウム玉子は、そのままご飯にかけて食べると、とても美味なんです。
部屋にお膳で運んでくれます。 このお膳というのは、なかなか大したものです。 木製のお膳は軽くて食器がすべりにくいので、4段くらいは軽やかに重ねて運ぶことができます。 お盆だったら、3往復くらいしないといけないでしょう。 ちなみに、左に写っているのは、最近戻られたご子息とか。 飯坂温泉の旅館には、若い人達が結構戻ってきており、なんとか頑張ってほしいものです。
お膳のすごさは、収納にもあります。 こうして重ねると、とてもコンパクトになります。 夜明けを彷彿させるような塗で、曙塗(あけぼのぬり)という変塗(かわりぬり)です。 残念ながら、職人さんもいなくなり、こうしたお膳は作ることはもちろん、補修することも難しくなってしまいました。 とてもリーズナブルな宿で、気持ちよく過ごした一晩でした。
[A記]
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