2015年 07月 12日
東吾妻山でもワタスゲを愛でる
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台風9号、11号と接近しているものの、天気は快晴。 それではと、東吾妻山(1974.7m)へ向います。
土湯トンネル入口の駐車場から眺めた東吾妻山。 一見、穏やかそうな山なのですが。
東吾妻山は、吾妻磐梯スカイライン(現在、通行料は無料です)の浄土平の近くになります。 ゴールデンウィークの頃は、ちょうど雪の回廊となります。
前に登ったのは2回とも秋で、浄土平へと1周しました。 今回は花を愛でたく、頂上をピストンする予定です。 スカイライン際の登山口。 車は、6台位駐車できるスペースがあります。
しかし、いきなり岩と木の根と格闘する登山道となります。 木株に引っかかったり、滑って転んだりと、下りも結構、大変です。 でも、オオシラビソの木々の香りがなんとも言えません。
木の根などと格闘すること30分。 道がなだらかになり、景場平(1700m)です。 コバイケイソウが真っ盛りです。 湿原の端には、東吾妻山(1974.7m)が待ち構えています。
青空に映えた沼の周りには、コバイケイソウとワタスゲ。 天上の楽園です。
ワタスゲと東吾妻山。 これから登るきつい登山道のことも忘れて、ついついのんびりとしてしまいます。
さらに足元には、チングルマの花と果穂。 風になびく果穂からは、この白い花は想像もつきません。
サラサドウダンも満開。 花を愛でながらも、いよいよ東吾妻山のきつい登りに挑戦です。 標高差200mを1時間かけて、登ります。
登山道は荒れていて、ここも木の根や岩との格闘です。 水気の多い山でもあり、水溜りや泥濘を避けながら登っていきます。
きつい登りを1時間。 道が少し下り気味になると、展望台のある湿原(1910m)です。 ここでも、高山植物が出迎えてくれます。
登山道から外れて、展望台に向います。 ただ、台風の影響もあり、風がかなり強く吹いています。
猪苗代湖方面です。 薄っすらと猪苗代湖が望めます。
磐梯山。 右手の麓には、秋元湖、小野川湖が望めます。
頂上までもうひとがんばり。 オオシラビソの林の中を、さらに登っていきます。
足元では、マイズルソウ(右)とゴゼンタチバナの競演です。
東吾妻山も、ハエマツが覆ったなだらかな頂上です。 ただ、風がやたら強く吹いています。
頂上からの展望は抜群です。 鎌沼と一切経山(1948.8m)。 ところで、火山活動の影響で、浄土平から一切経山への登山道は通行禁止だそうです。
西大巓(1981.8m)、西吾妻山(2035m)などの吾妻山です。 でもやたらの強風に、頂上は10分ほどで退散です。
昼食の場所には頂上と展望台ぐらいしかないのですが、どちらも今日は風が強い。 ということで、やや風が穏やかな木道の脇で昼食です。 こんな木道の脇で昼食?といっても、3人しか通りませんでした。 とても静かなコースです。
急な下りですが、オオシラビソの合間からは、安達太良山、鉄山、箕輪山などが望めます。
そして、今日は、景場平で少しゆっくりとしました。 木道に寝転がったりして、ワタスゲの写真を撮っていたら、突然、右足の太ももがつりだしました。 まだ30分は歩かないといけません。 そこで持参の芍薬甘草湯を服薬、数分で症状が治まりました。 芍薬甘草湯は山歩きの必需品ですね。
足のつりも納まり、満開のサラサドウダンも愛でる余裕もでてきました。
木の根に足を引っ掛けたり、滑って転んだりしながらも、30分弱でスカイラインの登り口の到着。 さらに、5分ほど歩いて鳥子平に向いました。 鳥子平から眺めた東吾妻山。 悪戦苦闘した山には見えないのですが。
ここでもワタスゲの歓迎を受けました。 今年前半の山歩きのキーワードは、「ワタスゲ」のようです。
さらに湿原に目をやると、ツルコケモモとマルバモウセンゴケ。 この季節の山歩きは、のんびりと、そしてじっくりと目をすえながら歩く必要がありそうです。
さて山を下っての温泉は、横向温泉のホテルマウント磐梯です。 入浴料は650円。
鉄山から引き湯しているという、鉄分の多い温泉です。 その割には、赤くもなく、透明度の高い気持ちのよい温泉です。 窓の外には、露天風呂が見えます。
梅雨の合間の山歩き。 花に恵まれた楽しい山行となりました。
今回のGPS図です。
鳥子平登山口 8:48 ⇒ 景場平 9:10 ⇒ 展望台 10:45 ⇒ 11:20 頂上 11:20
⇒ 11:30 展望台湿原(昼食) 12:15 ⇒ 13:05 景場平 13:40 ⇒ 14:05 鳥子平登山口 ⇒ 鳥子平 ⇒ 14:20 鳥子平登山口
[A記]
東吾妻山に登る 初秋の浄土平・東吾妻山・一切経山
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土湯トンネル入口の駐車場から眺めた東吾妻山。 一見、穏やかそうな山なのですが。
東吾妻山は、吾妻磐梯スカイライン(現在、通行料は無料です)の浄土平の近くになります。 ゴールデンウィークの頃は、ちょうど雪の回廊となります。
前に登ったのは2回とも秋で、浄土平へと1周しました。 今回は花を愛でたく、頂上をピストンする予定です。 スカイライン際の登山口。 車は、6台位駐車できるスペースがあります。
しかし、いきなり岩と木の根と格闘する登山道となります。 木株に引っかかったり、滑って転んだりと、下りも結構、大変です。 でも、オオシラビソの木々の香りがなんとも言えません。
木の根などと格闘すること30分。 道がなだらかになり、景場平(1700m)です。 コバイケイソウが真っ盛りです。 湿原の端には、東吾妻山(1974.7m)が待ち構えています。
青空に映えた沼の周りには、コバイケイソウとワタスゲ。 天上の楽園です。
ワタスゲと東吾妻山。 これから登るきつい登山道のことも忘れて、ついついのんびりとしてしまいます。
さらに足元には、チングルマの花と果穂。 風になびく果穂からは、この白い花は想像もつきません。
サラサドウダンも満開。 花を愛でながらも、いよいよ東吾妻山のきつい登りに挑戦です。 標高差200mを1時間かけて、登ります。
登山道は荒れていて、ここも木の根や岩との格闘です。 水気の多い山でもあり、水溜りや泥濘を避けながら登っていきます。
きつい登りを1時間。 道が少し下り気味になると、展望台のある湿原(1910m)です。 ここでも、高山植物が出迎えてくれます。
登山道から外れて、展望台に向います。 ただ、台風の影響もあり、風がかなり強く吹いています。
猪苗代湖方面です。 薄っすらと猪苗代湖が望めます。
磐梯山。 右手の麓には、秋元湖、小野川湖が望めます。
頂上までもうひとがんばり。 オオシラビソの林の中を、さらに登っていきます。
足元では、マイズルソウ(右)とゴゼンタチバナの競演です。
東吾妻山も、ハエマツが覆ったなだらかな頂上です。 ただ、風がやたら強く吹いています。
頂上からの展望は抜群です。 鎌沼と一切経山(1948.8m)。 ところで、火山活動の影響で、浄土平から一切経山への登山道は通行禁止だそうです。
西大巓(1981.8m)、西吾妻山(2035m)などの吾妻山です。 でもやたらの強風に、頂上は10分ほどで退散です。
昼食の場所には頂上と展望台ぐらいしかないのですが、どちらも今日は風が強い。 ということで、やや風が穏やかな木道の脇で昼食です。 こんな木道の脇で昼食?といっても、3人しか通りませんでした。 とても静かなコースです。
急な下りですが、オオシラビソの合間からは、安達太良山、鉄山、箕輪山などが望めます。
そして、今日は、景場平で少しゆっくりとしました。 木道に寝転がったりして、ワタスゲの写真を撮っていたら、突然、右足の太ももがつりだしました。 まだ30分は歩かないといけません。 そこで持参の芍薬甘草湯を服薬、数分で症状が治まりました。 芍薬甘草湯は山歩きの必需品ですね。
足のつりも納まり、満開のサラサドウダンも愛でる余裕もでてきました。
木の根に足を引っ掛けたり、滑って転んだりしながらも、30分弱でスカイラインの登り口の到着。 さらに、5分ほど歩いて鳥子平に向いました。 鳥子平から眺めた東吾妻山。 悪戦苦闘した山には見えないのですが。
ここでもワタスゲの歓迎を受けました。 今年前半の山歩きのキーワードは、「ワタスゲ」のようです。
さらに湿原に目をやると、ツルコケモモとマルバモウセンゴケ。 この季節の山歩きは、のんびりと、そしてじっくりと目をすえながら歩く必要がありそうです。
さて山を下っての温泉は、横向温泉のホテルマウント磐梯です。 入浴料は650円。
鉄山から引き湯しているという、鉄分の多い温泉です。 その割には、赤くもなく、透明度の高い気持ちのよい温泉です。 窓の外には、露天風呂が見えます。
梅雨の合間の山歩き。 花に恵まれた楽しい山行となりました。
今回のGPS図です。
鳥子平登山口 8:48 ⇒ 景場平 9:10 ⇒ 展望台 10:45 ⇒ 11:20 頂上 11:20
⇒ 11:30 展望台湿原(昼食) 12:15 ⇒ 13:05 景場平 13:40 ⇒ 14:05 鳥子平登山口 ⇒ 鳥子平 ⇒ 14:20 鳥子平登山口
[A記]
東吾妻山に登る 初秋の浄土平・東吾妻山・一切経山
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by aizu-shirokiya
| 2015-07-12 12:59
| 山歩き
|
Comments(2)
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by
dajaro
at 2015-07-13 14:05
x
素晴らしい山行でしたね!存分に楽しませてもらいました。ありがとうございました!
0
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by
aizu-shirokiya at 2015-07-13 18:50
今回は、景場平でゆっくりする計画にしました。
それにしても、展望台湿原から景場平までの下りは、きついですね。
それにしても、展望台湿原から景場平までの下りは、きついですね。