10月21日、22日と、会津若松市鶴ヶ城体育館で「会津ものづくりフェア」が開催されています。 今回は、「日本酒を楽しむ」をテーマに会津漆器協同組合、会津本郷焼事業協同組合、会津若松酒造協同組合、福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター(県工業試験場)の4者による協同企画展示を行いました。 以外にも、この協同企画展示は、初めての試みです。
漆器組合では、16事業所からの約100点のぐい吞み、盃を展示しました。
会津本郷焼組合も、11事業所による同じく約100点のぐい吞み、盃を展示しています。
会津若松技術支援センターは、デザイン、技術指導したぐい吞みを約100点出品しました。 さらに、今回の協同企画展を機に、幻となってしまった陶胎漆器の復活を試みました。
陶胎漆器は、陶磁器のボディに漆を塗ったものです。 昭和20年、30年代に輸出用として作られましたが、円高になるとともに消滅してしまいました。 今回、協同企画の打合せのなかで陶胎漆器復活の話が持ち上がり、支援センターの研究員の皆さんが約2か月で復活させたものです。
こうして、会津産のぐい吞み、盃が約300点展示され、見ごたえある企画展示になっています。
会津漆器技術後継者訓練校も、同校のPRに努めました。 これまで習得した成果を展示しています。
「会津漆器の職人見習い展」の表記も、訓練生たちで発案しました。 もちろん我々の伝統工芸だけでなく、その他の工業製品も展示されている「会津ものづくりフェア」です。
[A記]
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