白河の会津銷魂碑を訪ねる

戊辰戦争激戦地の白河市稲荷山ある会津藩士の銷魂碑をやっと訪ねられました。　旧奥羽街道脇にひっそりと立っています。

1868年5月1日の激戦で約700名の会津藩士が戦死しました。

会津銷魂碑は17回忌の明治17年に建立されました。　飯盛山の白虎隊墓前で初めて 私學日新館の生徒による剣舞の奉納も、新潟大神宮の殉節之碑の建立も明治17年。　17回忌で初めて大っぴらに慰霊が許されたのでしょう。

母方のご先祖二人も、5月1日の戦いで一人戦死して戦死しています。　右から4番目に「牧原勘三郎」とあります。当時21歳でした。　戊辰戦争では、牧原家では8名が戦死したほか、京都の黒谷には病死した「牧原宗仲」が埋葬されています。　

戦死墓は地元の方が建立されました。　当時は「戦死墓」と刻むことがやっとで、殉難者と記することはとても許されることではなかったでしょう。

旧奥羽街道を挟んだ反対側には、直前の4月25日の戦いで戦死した長州大垣藩戦死六名墓があります。　こちらは、明治9年6月に明治天皇が行啓、明治41年9月には皇太子だった大正天皇が立ち寄っています。

平成27年に稲荷山に慰霊碑が建立されました。　約1000人の名前が刻まれているそうです。
今回、白河を訪れたのは、まほろんで開催されている磐梯サービスエリア付近にある法正尻遺跡 の特別展を見にいくことでした。　1回では展示しきれないということで、4月24日～6月20日に「法正尻遺跡展２」が開催されます。　なかなか有意義な白河訪問となりました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［Ａ記］

京都黒谷の会津藩墓地に眠るご先祖様を弔う 　　　京都黒谷の会津藩墓地へお参り


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